カテゴリ:耐震・構造



リノベーション · 2019/08/09
建物インスペクションで家屋の弱点が浮き彫りになりました。 雰囲気は抜群の好物件でしたが、耐震性に大きな問題がありました。 中古戸建てを検討していたお客様でした。 この物件は築28年ながら新築時に凝った趣向で設計され、とても雰囲気がよい物件でした。 様々な物件を見た中でもお客様がもっとも気に入った物件でした。 築20年を超えるので、住宅ローン減税を利用するには耐震基準適合証明書が必要です。 お客様は購入を決定する前に建物インスペクションを実施しました。 ところが耐震診断の結果は「0.39」。現行の耐震基準に遠く及びませんでした。 雨もりや蟻害も発見され、思ったよりも多くの改修費用がかかることが判明しました。 一番の問題は壁の配置バランスの悪さでした。図面の左下が問題箇所なのですが、耐力壁 がまったくありませんでした。 この物件の耐震性を改善するためには、この物件の大きな特徴であり、 お客様が特に気に入っていた1階リビングのコーナー出窓を耐力壁にしなければならないことでした。 そのため、残念ながらこの物件の購入は見合わせることになりました。 ※耐力壁…地震時の横